●スピコン 大モ−タ−(５４０)用の試行


自作の試行スピコンで３Ｖモ−タを、なんとなく動かすことはできましたが、大きなモ−タでは
まったく動きませんでした。何故かと思い、色々と調べてみましたら試行スピコンで使用してい
るＦＥＴアレイ（ＭＰ４２１２）は、最大ドレイン電流（連続）が５Ａで、大きなモ−タを動か
すのに必要な電流が不足していた感じです。

大きなモ−タも動かしてみたいので、試行することにしました。



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●とても難しく感じますが・・・　試行錯誤の繰り返しです。





最大ドレイン電流（連続）が８Ａで、少しだけパワ−アップしたＦＥＴアレイ（４ＡＭ１２）
が入手できましたので、これを基軸にして電子部品と回路構成を見直しながら試行しました。



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●配線図です。




＊ＰＩＣは、１２Ｆ６８３に交換しました。



■プログラムは、ＴＢＶ式Ｅ３型基本版です。

　・ニュートラル位置・・・【 ステイック：最下部 】【 トリム：最上部 】

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　　・ＳＴＢＶＥ３５０（ ＶＥＲ Ｅ３.５０ ）　ＴＢＶ式Ｅ３型 基本版
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　　・ＳＴＢＶＥ３５１（ ＶＥＲ Ｅ３.５１ ）　低速開始（パルス幅）値を引き上げた
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■モ−タは、マブチＲＳ-５４０ＳＨです。

■スピコン内部への電力供給系統は、分離して２系統にしました。



電子回路を作っている方は、オシロスコープを活用しています。どのようなものか興味があり
ましたので、とても可愛いくて超小型のオシロスコープ（DSO Nano）を活用しながらの試行で
電気信号の時間的変化をグラフ表示させながらの動作を確認しました。





　→　初めて、電気信号の波形を見ましたが・・・　良くわからないです。(^^；



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●前進フル全開での電圧です。





　→ 測定値は・・・　７．５Ｖです。



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●前進フル全開での電流測定です。





　→　このテスタの許容最大値は１０Ａなのですが、測定値は・・・　１１．５Ａです。？



●電流測定方法です。





　→　初めての電流測定ですが・・・　こんな方法で良いのかしら ？



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●停止操作した時の電圧が・・・





ＦＥＴスイッチ設定が中途半端になってる感じですので、ＰＷＭ制御部分を修正しました。

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　　・ＳＴＢＶＥ３６０（ ＶＥＲ Ｅ３.６０ ）　
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　→　モータ回転の強弱ができなくなりました。　これは、なにかしら？



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●感想

・使用電池について

　使用する電池はニッケル水素充電池ですが、単二、単三、単四とサイズが違う電池を使用して
　試行したところ、電池内に抵抗があるようで、大きなサイズ（単二）ほど内部抵抗が小さく、
　小さなサイズ（単四）は内部抵抗が大きく、供給される電力パワーが違う感じです。

　大きなモ−タ（ＲＳ-５４０ＳＨ）を動かすには、内部抵抗が大きい小さな電池サイズ（単四）
　では、とても無理な感じでしたので、単二サイズの充電池を使用しました。

・モ−タ負荷について

　初めて使用する大きなモ−タ（ＲＳ-５４０ＳＨ）を、なんとなく、無負荷で動かす事ができ
　ましたが、ＦＥＴアレイ(4AM12)の最大ドレイン電流（連続）が８Ａですので、キャタピラや
  スクリュウなどの駆動に伴う負荷が掛かっても大丈夫なのか？ 実装させて確認しました。

　船体に設置した大きなモ−タ（ＲＳ-５４０ＳＨ）にスクリュウをジョイントして、机上でフ
　ルスロットル全開状態を連続して動かしてみたところ、ラジコン操作的に特に問題なくスク
　リュウが元気に回転していました。

　ところが、実際にお風呂に浮かべてスクリュウ回転させたら・・・

　数秒後にスクリュウ回転が停止しました。ＦＥＴアレイ（４ＡＭ１２）が熱くなっていまし
　たので電源ＯＦＦしました。電池を６Ｖに下げて動かしてみましたが同じ事象です。しばら
　くしてから、再度電源ＯＮして、机上でフルスロットル全開状態を連続して動かしてみまし
　たが、特に問題なくスクリュウが元気に回転します。実際にスクリュウを水中で回転させる
　ことにより負荷が掛かり過電流が流れ、ＦＥＴアレイ（４ＡＭ１２）が自身を守るために、
　自動的にセーフティ機能を稼動させて、モーター出力を停止したと想定されます。

　最大ドレイン電流８ＡのＦＥＴアレイ（４ＡＭ１２）で、ストール時に３８Ａの電流が流れ
　るモータを使用すれば、このような状況になることが確認できました。

　　→　実際にスクリュウを水中で回転させたら、モータに大きな負荷が掛かるようです。

　＊　３８０モータのストール時は１３Ａの電流が流れるので、これもダメかしら　(^^？



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