●ファイルシステム領域 を 使う
はじめに・・・ ・プログラムで設定している「変数値」のメモリ的な保存は  電源【OFF】すると、一時的に記憶していた変数の情報が  消えちゃいますので、ちょっと … 不便な感じです。(^^; ・ESPマイコン( ESP-WROOM-02 )の「 変数値 」などの保存は  どのような扱い方法が、ストレージ ( データの保存場所 )  として良いのか (^^? を 試してみることにしました。
・ ・ ・ ●ワンチップマイコン(PIC) では ……… ・ ・
・プログラム処理で、送信機のニュートラル設定の項目値を  不揮発性メモリのEEPROMに、記憶させて使用しています。 ・また、プログラム開発時に計算項目の値などを同様に  EEPROMに記憶させて、チェック作業で活用しています。 ・例えば、3軸加速度センサ(計測実行)からの移動平均値  などを算出する分析作業では重宝していました。(^^)
・ ・ ●ESPマイコン(ESP-WROOM-02 ) としては、同様な用途で ……… ・ ・  「 フラッシュメモリ 」が、使用できる感じです。 ・
「 ESP-WROOM-02 」内の …… フラッシュメモリ ( 4MB ) 構成です。

・ ・ ・ ●ストレージ (データの保存場所) として ・ ・
●ファイルシステム領域 ( 3MB ) が ………
 → プログラムで使用できそうです。
●ちょっと、気になる ……… HTMLコード系も、扱えそうです。 最初に【 ファイルシステム領域 】への アップロード方法を試したいので、環境構築してみます。
・ ・ ・ ・ ・
●Arduino 統合開発環境( Arduino IDE )環境下で ……… SPIFFS ( SPI Flash File System )を、使用しますので インストールして設定しました。 ・「 ESP8266用 Core 」 ・「 Arduino ESP8266ファイルシステム アップローダー 」
●フラッシュサイズの設定ですが ………
 → この設定で、いいのかしら ?
・ ・ @【 パソコン → ファイルシステム領域 】 アップロード処理 ・ ・  − パソコン「 data フォルダ 」内のデータファイルを転送する − ・
●アップロード処理のイメージです。

・ ・ ・ ●アップロードします。 ・ ・
●アップロードするものです。……… Taka袋 HPの 「 index 」 ファイルです。
■対象 : パソコン「 data フォルダ 」内のすべてのデータファイル
●アップロードの実行です。
■2種類の スイッチ ボタンを、同時に押しながら  【 RST 】スイッチ ボタン  【 PGM 】スイッチ ボタン ■メニューから、選択して実行です
【 ツール 】 → 【 ESP8266 Sketch Data Upload 】
●処理が完了したようですが ……… 最後のメッセージ部分です。
 → ハードリセット ……… これで、いいのかしら ?
●実行結果のログです。……… クリックすれば、拡大します。  → 実行ログは長いので、最後の部分を表示しています。
・ ・ A【 ファイルシステム領域 】のファイルリスト ・ ・  − シリアルポートへ出力表示する − ・
//*** ●Arduino ( アルデュイーノ )のテストプログラム *****
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// ■ファイルシステム領域のファイルリスト作成
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// ・ファイルシステム領域に格納されているファイル名などを
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//  シリアルポートへ出力表示する。
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// SPIFFS-AREA-LIST-01.ino
//                  AUTHOR : T.EJIRI
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●シリアルモニタに出力表示されたものです。
 → 繰り返して表示しています。
● 【 ファイルシステム領域 】に、アップロードできました。 ・アップロード処理の単位として  パソコン「 data フォルダ 」内のすべてのデータファイルです。 ・【 ファイルシステム領域 】 を、クリアする時は  「 data フォルダ 」を、空にして、アップロードします。
・ B【 ファイルシステム領域 】に格納した ・ ・  − HTMLファイルをアクセスする − ・ ・   〜 スマホ ( iphoon ) 操作で 〜
//*** ●Arduino ( スケッチ ) プログラム ***
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// ■SPIFS HTMLページ テスト
//
// ESP-WROOM-02 のファイルシステム領域に格納している
//
// HTML「 index 」ページを取り出して
//
// プログラム的に、スマホからアクセスできる状態にする。
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// SPIFS-TEST-02.ino
//                  AUTHOR : T.EJIRI
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●簡易Webサーバ起動後のシリアルモニタの状態です。 SSIDは ……… プログラムで設定しています。【 000000EJI-2G 】
簡易WebサーバのIPアドレスは 「 192.168.3.19 」 です。(自動割り当て)
●スマホ ( iphoon ) から、アクセスポイントに接続します。
【 000000EJI-2G 】 SSIDを選択しました。
●スマホ ( iphoon ) のブラウザから、アクセスです。 ESPマイコン(ESP-WROOM-02 )のファイルシステム領域に格納した Taka袋 HPの 「 index 」 が表示できました。 ( http://192.168.3.19/ )
 → 画像はアップロードしていませんので、表示されません。
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●感想 ■ESPマイコン ( ESP-WROOM-02 ) ・ステーションモード(無線LAN子機)で起動できました。  WiFi.mode(WIFI_STA); ・簡易webサーバとしての立ち上げができました。( http://192.168.3.19/ ) ・【 ファイルシステム領域 】内にHTMLページが組み込めました。  Taka袋 HPの「 index 」 ・マルチキャストDNS(mDNS)を使用  ( multicast Domain Name System ) ■スマホ ( iphoon ) ・簡易Webサーバにアクセスできました。( http://192.168.3.19/ ) ・【 ファイルシステム領域 】内のHTMLページが表示できました。  Taka袋 HPの「 index 」 ■アップロード先(ファイルシステム領域)のデータファイル アップロードした・・・・・・・・・Taka袋 HPの「 index 」ページを プログラム的に、スマホ ( iphoon ) からアクセスできましたので ストレージ(データの保存場所)として利用できそうです。
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