●OTA( Over the Air )アップデート
●プログラム ( スケッチ )を、WiFi経由で書き換えができそうです。 パソコンとESPマイコン間を、WiFi接続して … プログラムの書き込み( UPLOAD )ができれば、とても便利ですので OTA( Over the Air )アップデート機能を活用して 試してみることにしました。
・ ・ ●OTAアップデート機能が、組み込まれている ・ ・  サンブルのプログラム ( スケッチ )で、動作確認してみます。 ・
●サンブル プログラム ( スケッチ )の選択です。
ファイル > スケッチの例 > ArduinoOTA > BasicOTA
#include <ESP8266WiFi.h>
#include <ESP8266mDNS.h>
#include <WiFiUdp.h>
#include <ArduinoOTA.h>

#ifndef STASSID
#define STASSID "your-ssid"
#define STAPSK  "your-password"
#endif

const char* ssid = STASSID;
const char* password = STAPSK;

void setup() {
  Serial.begin(115200);
  Serial.println("Booting");
  WiFi.mode(WIFI_STA);
  WiFi.begin(ssid, password);
  while (WiFi.waitForConnectResult() != WL_CONNECTED) {
    Serial.println("Connection Failed! Rebooting...");
    delay(5000);
    ESP.restart();
  }

  // Port defaults to 8266
  // ArduinoOTA.setPort(8266);

  // Hostname defaults to esp8266-[ChipID]
  // ArduinoOTA.setHostname("myesp8266");

  // No authentication by default
  // ArduinoOTA.setPassword("admin");

  // Password can be set with it's md5 value as well
  // MD5(admin) = 21232f297a57a5a743894a0e4a801fc3
  // ArduinoOTA.setPasswordHash("21232f297a57a5a743894a0e4a801fc3");

  ArduinoOTA.onStart([]() {
    String type;
    if (ArduinoOTA.getCommand() == U_FLASH) {
      type = "sketch";
    } else { // U_FS
      type = "filesystem";
    }

    // NOTE: if updating FS this would be the place to unmount FS using FS.end()
    Serial.println("Start updating " + type);
  });
  ArduinoOTA.onEnd([]() {
    Serial.println("\nEnd");
  });
  ArduinoOTA.onProgress([](unsigned int progress, unsigned int total) {
    Serial.printf("Progress: %u%%\r", (progress / (total / 100)));
  });
  ArduinoOTA.onError([](ota_error_t error) {
    Serial.printf("Error[%u]: ", error);
    if (error == OTA_AUTH_ERROR) {
      Serial.println("Auth Failed");
    } else if (error == OTA_BEGIN_ERROR) {
      Serial.println("Begin Failed");
    } else if (error == OTA_CONNECT_ERROR) {
      Serial.println("Connect Failed");
    } else if (error == OTA_RECEIVE_ERROR) {
      Serial.println("Receive Failed");
    } else if (error == OTA_END_ERROR) {
      Serial.println("End Failed");
    }
  });
  ArduinoOTA.begin();
  Serial.println("Ready");
  Serial.print("IP address: ");
  Serial.println(WiFi.localIP());
}

void loop() {
  ArduinoOTA.handle();
}


・WiFiルータに接続する ……… SSID情報をセットします。 #define STASSID "your-ssid" #define STAPSK "your-password"
●プログラムを保存しました。

・ ・ ●まずは、通常のUSB接続で、プログラムを書き込みますので … ・ ・  パソコンとESPマイコン間を、USBケーブルで接続しました。 ・
@書込装置( シリアルポート )の選択です。
COM4 …… USB接続されたESPマイコンのシリアルポートです。
Aプログラム 【 書き込み 】 の実行です。 … コンパイル & 書込
・パソコン( Arduino IDE )内でコンパイルして → ESPマイコンへ 【 書き込み 】します。
Bプログラム 【 書き込み 】 が完了しました。
・ESPマイコンへ 【 書き込み 】が完了した状態です。
・ ・ ●無線(WiFi)接続で、ESPマイコンへアップロードする …… ・ ・  バイナリファイルを作成する。 ・
Cバイナリファイル作成の実行です。 … コンパイル
スケッチ > コンパイルしたバイナリを出力
Dコンパイルが完了しましたので … バイナリファイルも出力されています。

Eバイナリファイルが作成された状態です。
・ソースファイル  : BasicOTA.ino ・バイナリファイル : BasicOTA.ino.generic.bin
●書き込むプログラムは … バイナリファイルですので、これを選択してください。
・ ●無線(WiFi)接続で …… ・ ・   ESPマイコンへ、プログラムを書き込みますので ・ ・   ■パソコン接続のUSBケーブルを取り外します。 ・   ■統合開発環境 ( Arduino IDE )を再起動です。 ・   ■ESPマイコンの電源を 【 ON 】します。 ・   ■プログラム(ESPマイコン)を起動 【 RST 】します。 ・ ・    * USBの電源コンセント (5V1A) に接続です。
F書込装置 ( シリアルポート )の選択です。
・ネットワークポートからの選択になります。
G無線(WiFi) 接続されました。… esp8266-86ebbc at 192.168.3.19
・ESPマイコンのシリアルポートです。
Hバイナリファイルをアップロードします。
・バイナリファイル : BasicOTA.ino. generic.bin
IESPマイコンへのアップロードが完了しました。
 → アップロードしたプログラムの動作確認OKです。(^^)
・ ・ ・ ・ ・
●感想です。 ・ESPマイコンを【書き込み】モードにする時は  スイッチボタン操作が必要でしたが  無線(WiFi)接続方式では、ボタン操作が不要になります。(^^) ・ESPマイコンが、基板に装着されている状態でも  WiFi接続で、プログラムの書き込みができそうです。(^^)  USBの物理接続が不要ですので、とても楽チンになります。(^^) ・但し、OTAアップデート対応の個別処理を …  プログラムの中に、組み込む必要があります。(^^;
・ ・ ・ ・ ・
●ちょっと、メモです。 ■書込装置を選択する時に  ・ESPマイコンのネットワークポートが表示されない場合 ?   本機(ESPマイコン)のRSTボタンを押下してリセットしたら … 表示されました。 ■事前に、バイナリファイルのみを、作成する必要はないようです。  ・本機(ESPマイコン)に、OTAアップデート機能が、組み込まれている   プログラム ( スケッチ )が、既に、格納(書き込み)されていれば   事前に、バイナリファイルのみを作成する必要はないようです。  ・ESPマイコンのシリアルポートで、書込装置を選択して   通常の書込操作をすれば、アップロードできました。
■ESPマイコンのネットワークポートが、まったく、表示できなくなりました。? ・ESPマイコンに書き込んでいるプログラムが、アクセスポイント起動していましたので
 → パソコン側で … ESPマイコンのアクセスポイントに、無線(WiFi)接続しました。
・ネットワークポートから、該当のESPマイコンが選択できました。(^^)
 → アップロードできましたが … この方法でも、いいのかしら?
・ ・ ・ ・ ・